
バレる
バレるかどうかはダウンタイム中の過ごし方にかかっている
脂肪吸引をして体に大きな変化が訪れるのは、手術後のダウンタイム期間。肌が変色したり、動きが制限されたり、日常生活への影響が懸念される期間です。
ダウンタイムはどのくらいかかる?
ダウンタイムとは、脂肪吸引の脂肪吸引後に起きる痛みや出血、腫れ、むくみなどの症状が回復し、ふだんと変わらない生活が送れるまでの期間のこと。
では、日常生活が送れる期間はいつからなのでしょう。シャワーは脂肪吸引後2日目から、洗髪は3日目から、入浴は1週間後など。シャワーを浴びるときは患部を濡らさないように注意しましょう。
脂肪吸引をした部位や範囲によって違いますが、手術後3週間くらいは動きがぎこちない状態が続きます。むくみをやわらげるために、できるだけからだを動かすようにしてくださいね。ただし、激しい運動は1か月間控えるようにしましょう。
職場復帰の目安は?
職場復帰するには、3から7日くらい。力仕事は10日間程度。デスクワークなら翌日から可能な場合もあります。これはあくまでも目安です。自分の体調を十分に考えてから復帰しましょう。
ダウンタイムには個人差があります。脂肪吸引後日常生活に戻るには時間がかかるということを覚えておいてくださいね。
部位ごとのダウンタイム目安は?
二の腕やお腹、顔など、脂肪吸引をする部位やタイミングによってダウンタイムの期間は異なります。部位ごとのダウンタイムの目安は以下のとおりです。
1.二の腕
内出血2週間。かゆみ2週間。傷み1~4週間。腫れ・むくみ2~3週間。しびれ8週間。
二の腕の痛みのピークは3日目まで。脂肪吸引後1週間は強い筋肉痛のような痛みがあります。脂肪吸引後1か月はまだ腕が上げづらいでしょう。「細くなった」と自分で実感できるようになるのが1か月後です。
2.太もも
内出血2~4週間。かゆみ2週間。傷み1~4週間。腫れ・むくみ2~4週間。しびれ8週間。
脂肪吸引後1週間は、痛みや腫れによって思うように歩けません。少し歩いただけでも疲れてしまう人もいるようです。効果を感じられるのが1か月後。個人差はありますが、3から6か月かかるので、他の部位より太もものほうが大変ですね。
3.お腹
内出血2~3週間。かゆみ2週間。傷み1~4週間。腫れ・むくみ2~4週間。しびれ8週間。
痛みや腫れ、出血が1から2週間続きます。椅子から立ち上がる、寝がえりを打つなどの動作が難しいでしょう。脂肪吸引後はお腹の横に線が入らないように、姿勢良く生活しましょう。
4.ふくらはぎ
内出血2~4週間。かゆみ2週間。傷み1~4週間。腫れ・むくみ2~8週間。しびれ8週間。
脂肪吸引後の変化が小さいのがふくらはぎ。傷みのピークは手術後3日間。1週間は強い筋肉痛のような痛みが続きます。1か月経つと痛みや腫れ、出血もなくなって効果が実感できますよ。
5.顔
内出血1週間。かゆみ2週間。傷み1~2週間。腫れ・むくみ1~2週間。しびれ8週間。
施術当日は、痛みや腫れ、内出血の症状が現れます。1週間ほどで化粧ができるようになり、1か月後には、痛みや腫れ、内出血も収まって、顔の輪郭もシャープになりますよ。
少しの痛みでも敏感に感じる人や痛みに強い人など、感じ方には個人差があります。脂肪吸引後は、病院から痛み止めや化膿止め、腫れ止めが処方されるので、必ず飲んでくださいね。
また、脂肪には知覚神経が通っているため、脂肪吸引後に患部を触ると、鈍くなる、敏感に感じる場合もあります。こちらも個人差はありますが、3から12か月経つと、治ることが多いです。脂肪吸引で神経が切れることはめったにないので、少しでも不安を感じたら医師に相談してくださいね。
バレないための対策は?
周囲に脂肪吸引を感じさせないために心掛けたい、おすすめの対策法を6つご紹介します。
服で傷口を隠す
脂肪吸引後は内出血やむくみがあり、圧迫着を着用しなければいけません。そんなときは、傷口や圧迫着を洋服で隠しましょう。できるだけ傷口が隠れるものがいいですね。
時期やタイミングを見極める
脂肪吸引を行った3日後はまだ、内出血やむくみが残っているため、ここで人に会うとばれる可能性大。1週間経つと内出血やむくみも少しずつ改善されていますが、まだ圧迫着を着用している状態。露出の多い顔はとくに注意が必要です。周りに気づかれなくなるのが1か月後なので、回復期間中は人に会わないように心がけましょう。脂肪吸引は長期の休みが取れるときに行うといいですね。
自然な動作を心がける
脂肪吸引をした後は、傷口の痛みや圧迫着で、気をつけているようでも、動作がぎこちなくなってしまいます。不自然な動きをしていると周りに気づかれてしまいますよ。ばれないようにするには、自然な動きになるように気をつけましょう。
傷口がわからない箇所から行う
傷口がわからない箇所から脂肪吸引をするという方法もあります。患部の入り口をわかりにくい箇所に作ってくれる病院を選んでみてくださいね。
少し離れた病院へ行く
家から近い病院で脂肪吸引をすると、会社の人や友人に遭遇する確率も高くなりますよね。少し離れた病院のほうがばれずにすむので安心ですよ。
「ダイエット中」だと周りに伝える
あらかじめ周りに「ダイエット中」だと伝えておけば、脂肪吸引で短期間にサイズダウンしても気づかれにくくなります。予防線を張っておくのも良い方法ですよ。
脂肪吸引に適した季節?秋から冬がおすすめな理由
夏よりも露出が少ない
脂肪吸引をした後は、たるみを防ぐためにサポーターや圧迫下着で固定します。半袖やショートパンツでは、ラインが見えてしまうので周りにばれやすくなりますよね。とくに、汗をかきやすい夏は、サポーターや圧迫下着で蒸れてしまうことも。長袖を着用する秋から冬なら隠すことができ、外の気温も低いので快適に過ごすことができますよ。
また、体調によってはシャワーを浴びることができない場合もあります。夏にシャワーを浴びることができないのは辛いですよね。その点からも秋から冬がおすすめなのです。
翌年の夏までに間に合う
二の腕のプルプル、ポッコリ出たお腹。水着を着る機会が多い夏は、ボディラインが気になる人も多いはず。でも、食事制限や運動ではなかなか痩せることはできません。脂肪吸引を希望する人が増えるのもこの頃です。
しかし、脂肪吸引にはダウンタイムがあります。スリムなボディラインに仕上げるには3か月から半年。なんらかのトラブルで長引いてしまうことを考えると、少しでも余裕を持って始めるのがいいでしょう。薄着になる夏に間に合わせるには秋から冬が適しています。
ダウンタイム期間の負担が軽くなる
太ももはストッキング、お腹がウエストストッパー、二の腕はボレロなど、ダウンタイム期間中は部位を長時間装着します。1週間くらいは腫れや痛み、内出血などの症状が出るので、からだに負担がかかります。
暑さで体力を消耗しやすい夏に脂肪吸引を行うと、体力的にも気分的にも負担が多くなりますよね。気温が低い秋から冬なら、ダウンタイム期間中も楽に過ごすことができますよ。