水
脂肪吸引後に水がたまるのはなぜ?
脂肪吸引の施術を行うと、手術をした患部に水がたまってしまいます。その原因と対策方法について、解説します。
なぜ水がたまるのか?
水がたまる原因その1(手術後の浸出液や麻酔液)
脂肪吸引手術を受けると、今まで脂肪で埋められていた部分が空洞になります。そこに、浸出液(薬などを水やアルコールで浸したもの)や麻酔液が吸収されずたまるため、水がたまるのです。ただし、圧迫固定をして水が溜まるスペースをなくすと消えていきます。
水がたまる原因その2(脂肪吸引後のスペースができる)
お腹や脚など、脂肪吸引をした空洞のスペースが広いほど水がたまります。つまり、脂肪の量が多いほど、空洞が大きくなるということです。また、手術後の圧迫固定が緩いと水がたまりやすくなります。
放置しておいてもいいの?
空洞にたまった水は、時間が経過すると自然に体内に吸収されます。そのまま放置しておいてもいいのですが、いつまで経っても水が抜けない場合は、水を抜く必要があります。なぜなら、水がたまったままでは、感染症のリスクが高くなる、回復が遅れるからです。
また、水がたまると、体内の循環が悪くなり「むくみ」の症状が現れます。むくみがひどい人は、水抜きをすると術後の回復が早まりますよ。
水抜きをする場合どうすればいいの?
水抜きの方法
注射器で患部に針を刺して水を吸い出します。水を抜いている間は、吸盤に吸い疲れるような感じ。針の刺した部分からの感染症のリスクが高まるので、当日の入浴は避けてくださいね。一度に水が抜ける量が決まっているため、大量に水を抜くことはできません。そのため、たまっている水の量が多いと回数も増えることになります。水を抜いた後は、消毒をして針の挿入部分からの感染を予防します。
水を抜く回数は?
水を抜く回数は個人によって違います。1か月に1回の人もいれば、1週間または2週間に1回の人もいます。体質や体型、手術部位、範囲で異なります。
水抜きにかかる費用は?
水抜きになるのは、全体の1%未満。ほとんど行われることはありません。水抜きの費用はだいたい5,000円前後。病院によって金額に差があります。中には無料で行っているところもあるので、通院している病院で確認してくださいね。