質問
Q&Aでわかる「切る・切らない」初めての脂肪吸引ガイド よくある質問
安心して施術を受けるために、脂肪吸引の疑問に分かりやすくお答えします。
施術後、腫れや痛みはありますか?
A:脂肪吸引は、体がもともと持っていたものを取り除く施術ですから、痛みや腫れ、違和感が全くないとは言い切れないのが本当のところですね。
切らない脂肪吸引の場合
切らない脂肪吸引は、さまざまな機器を使って体の中で脂肪細胞を溶かして自然に排出させるタイプの施術です。
メスを入れるわけではありませんので、傷の痛みや腫れなどはありません。
ただし、施術中の熱や痛み、違和感を感じることはあるようです。
切る脂肪吸引の場合
切る脂肪吸引では、体の目立たない部分に数ミリ~センチですが器具を挿入するための切開をする必要があります。そのため、切開部の痛みがしばらくあるようです。
また、体内の脂肪細胞に直接働きかけて一気に吸い出しますから、麻酔が切れると少なからず痛みがあります。
筋肉痛のような痛みと表現され1週間程度は続く人もいますので、処方された鎮痛剤を服用したり圧迫サポーターやテーピングの使用で楽になるようです。施術法によっては、数日間は日常生活が辛く感じることがあるかもしれませんね。ただし、我慢できないほどの痛みが続く場合は、医師に相談してください。
どういうリスクがありますか?失敗することもありますか?
A:どんな施術も100%安全とは言い切れません。リスクがあることを理解したうえで受けるのが大前提といえるでしょう。
切らない脂肪吸引の場合
切らない脂肪吸引は、直接脂肪細胞を吸い出すわけではないので、効果が見られないという人もいるようです。
また、施術を行った部位が黒ずんだり、いびつな形になってしまったなどの例もあります。
これらは、施術を行う医師の技術にも左右されますので、信頼できるクリニックを選ぶことも成功の秘訣と言えますね。
切る脂肪吸引の場合
切る脂肪吸引では、さまざまなリスクや失敗が報告されています。例えば、脂肪を取り除き過ぎたり適切に除去できずに凹凸が残ってしまった、皮膚のたるみが目立つようになった、思ったほど効果が表れていないなどがあります。
貧血が起こりやすくなるという報告もされています。
また、使用する麻酔による事故や麻痺などの後遺症、ショックや他の組織・臓器を傷めたりすることによる死亡事故も過去には例があります。
現在は最新の注意を払って施術を行っているためこういった事故はかなり少なくなりましたが、いずれにしても施術を行う医師の熟練と技術が必要であることは間違いありません。
リバウンドはしますか?
A:脂肪細胞そのものを取り除く脂肪吸引ですが、リバウンドがないわけではありません。
意外に思われるでしょうが、リバウンドがないから脂肪吸引を選んだというのは誤りなのです。
実は、脂肪自体は体重の重さにはそれほど影響していません。脂肪吸引の目的は、体重の減少ではなくボディラインをきれいにすることだと考えるといいでしょう。
もちろん、脂肪細胞を吸引した部位に関しては、細胞そのものが減ったので太りにくくなります。
切らない脂肪吸引の場合
体外に排出されて減少した脂肪細胞は、もうそこに戻ることはありません。ただ、痛みもなく安心して快適な日常生活を送る中で、つい食べ過ぎや不規則な生活、運動不足に陥ってしまうと脂肪吸引をしていない部分の脂肪細胞にどんどん脂肪が蓄積されていきます。内臓脂肪や他の部分の皮下脂肪が増えていき、結果的にリバウンドを招いてしまいます。
切る脂肪吸引の場合
切る脂肪吸引においても切らない施術と同じく、リバウンドは起こります。
施術後の食生活や生活習慣に注意しなければ、本末転倒ということですね。
ただし、切る脂肪吸引をした人は、麻酔や痛みを伴う手術を受けているので大変な思いをした分これまで以上にボディの維持に努力する人も少なくありません。このような意識の変化も大きく関係してくるといってもいいですね。
アフターケアは必要ですか?
A:脂肪吸引後のダウンタイムでは、アフターケアがとても大切です。
皮膚と筋肉の隙間を埋めていた脂肪を急激に取り除いたので、その部分ではさまざまな反応が起こります。それらを少しでも早く落ち着かせ良い結果を出すために、正しいアフターケアを確実に行いましょう。
切らない脂肪吸引の場合
基本的には、切る脂肪吸引と違いアフターケアもそれほど必要ないと言われています。
適切な運動と食事などに注意をして生活することが大切です。
切る脂肪吸引の場合
施術後は、麻酔が切れると痛みや腫れ、むくみが出てきます。これらの症状を緩和するために、圧迫を行います。
圧迫サポーターやテーピング、包帯などで圧迫することで症状の緩和だけでなく剥離した脂肪と筋肉や皮膚を圧迫によって密着させ新たな脂肪が付くのを防ぎます。
また、拘縮と呼ばれる皮膚の硬い凸凹を防止するためにマッサージやストレッチは必ず行いましょう。
これは体が修復しようとする反応ですので、怠るといびつに修復してしまう恐れがあります。
半年過ぎても元の柔らかい状態に戻らなければ一度受診することをおすすめします。
脂肪吸引を受けられない人っていますか?
A:脂肪吸引は、さまざまなリスクを伴う手術です。そのため手術を受けられないケースもありますので、事前に必ず医師に相談しましょう。
一般的な点からいうと、未成年には施術は行いません。また体重コントロールがきちんとできない人、BMI数値の高い全身肥満の人には不向きと言えます。
なぜなら脂肪吸引は痩せることが目的ではなく、部分的なボディメイクを目的としているからです。
切らない脂肪吸引の場合
ゼルティック
クリオグロブリン血症患者、発作性寒冷血色素尿症患者は禁忌症とされています。
また、寒冷じんましん、循環器異常、レイノー病、妊娠または授乳中の人、施術部位の皮膚疾患や瘢痕のある人、施術部位にヘルニアのある人には注意が必要とされています。
ライポソニックス
妊娠中または授乳中の人、施術部位にヘルニアのある人に加えて皮下脂肪が2.5cm未満の部位は施術できないことがありますので相談してください。
切る脂肪吸引の場合
基本的には、レイノー病、クリオグロブリン血症、施術部位に炎症や傷、皮膚炎がある人、施術部位に循環障害がある人、寒冷じんましん、ヘルニアがある人、妊娠中や授乳中の人は禁忌とされています。
また、血圧の高い人、糖尿病の人など生活習慣病のある人は、医師に相談することをおすすめします。
50歳以上の方の施術も避けたほうがいいでしょう。
何を基準にクリニックを選べばいいですか?
A:施術を受けるに当たって気になることの1つに費用があります。
実はクリニックによって費用の設定が異なり、かなりの差があります。
そんなときに気を付けてほしいのは、安い、高い、ということに重きを置くのではなく、まずは施術する医師について調べることをおすすめします。
クリニックによっては複数の医師が施術を行っているところもありますので、どんな先生が施術をするのかきちんと把握し、その経歴や施術経験、口コミなどもよく見て参考にしてください。
口コミサイトを参考にする際は、ひとつではなく複数を比較して判断するようにしましょう。
また、クリニック選びで忘れてはいけないのは、失敗したときの保障がしっかりしているか、デメリットやリスクなどの説明をきちんと行っているかということです。
そのクリニックが信頼できるか否かの目安となります。万一のときの連携病院なども確立されているクリニックならなお安心ですね。
このような条件と費用を照らし合わせたうえでクリニックを選ぶのが最も失敗の少ないやり方といえます。
また、受付や電話の対応なども大きなポイントです。
脂肪吸引は一度ではなく複数回受診する施術ですので、妥協せず納得のいくクリニックを選んでくださいね。
運動はいつから可能ですか?
A:施術後は筋肉痛のような痛みが2~3週間あるため、運動できるようになるまで1ヶ月ほどかかると考えたほうが良いでしょう。
もちろん、施術方法や個人によって痛みの差があるので、もっと早い時期に運動を始めることもできます。痛みがおさまれば運動できるので、必ずしも安静にする必要はありません。
切らない脂肪吸引の場合
どのような施術を行うかで施術後すぐに運動できるか、運動できるまでに時間がかかるか変わります。ダウンタイムは施術で起きた体の変化がおさまり、日常生活が通常どおり行えるまでにかかる時間。
切らない脂肪吸引はこのダウンタイムが非常に短い脂肪吸引です。これは施術でメスを使わないため、身体への負担が最小限で良いから。
ただし、一言に切らない脂肪吸引と言っても、術後すぐに運動できる場合もあれば、運動できるまでに1~2週間かかる場合もあります。
切る脂肪吸引の場合
施術方法によっては運動できるまでにあまり時間がかからない場合もありますが、ほとんどの場合は1週間以上時間がかかると思っておいたほうが良いでしょう。
切る脂肪吸引は切らない脂肪吸引と比べて、どうしてもダウンタイムが長くなりがち。そのため、長い場合は3週間ほどかかる場合もあります。
また、切る脂肪吸引は切らない脂肪吸引と比べて手術跡が大きいため、露出を控えた格好をしないといけないかもしれません。
入院・通院は必要になりますか?
A:脂肪吸引は基本的に入院の必要がありません。ただし、通院の回数や通院時の処置は、クリニックや施術方法、人によって変わるようです。施術方法によって痛みの程度やかかる時間が変わりますので、十分に検討してから施術を受けたほうが良いでしょう。
切らない脂肪吸引の場合
切らない脂肪吸引は、基本的に入院の必要があまりなく、施術時間が短いのが特徴です。加熱するライポソニックスや溶かして脂肪を壊すウルティマアンサンブル、凍らせて脂肪を壊すゼルティック(クール・スカルプティング)など、施術方法によっては皮膚などの組織をまったく傷つけません。そのため、通院の必要がない場合が多いようです。
切る脂肪吸引の場合
切る脂肪吸引はカニューレと呼ばれる管を通して脂肪吸引。局所麻酔で施術を行う場合は、基本的に入院の必要がなく、日帰りで帰れます。通院の有無は、施術方法や個人、クリニックによって変化。なかでも、吸収糸などを使用する施術であれば、通院する必要がありません。
シャワーや入浴はしても大丈夫ですか?
A:施術方法や部位、クリニックによってシャワーや入浴できる期間が異なるようです。基本的には施術当日のシャワーを控えるよう言われることが多いようです。万が一のこともありますので、シャワーや入浴に関しては、事前に施術を行った医療機関で確認するようにしましょう。
切らない脂肪吸引の場合
施術方法によっては治療当日の入浴が可能です。リポコントラストやゼルティック(クール・スカルプティング)、ウルティマアンサンブルなどは、ダウンタイムが少ないことで有名。通常通りの生活を送ることができます。
切る脂肪吸引の場合
切る脂肪吸引の場合、基本的に施術当日~3日間のシャワーはなるべく控えてください。場合によっては、体が温まると血行が良くなり、腫れがでやすくなるからです。
しかし、クリニックによっては、カニューレで開けた数ミリの穴や傷口に防水テープをはれば、翌日からシャワーを浴びることができるようです。
施術した部位によって異なりますが、美容院のシャンプー台のような場所で行うのであれば、当日からでも大丈夫。また、施術した部位と違うところにシャワーを浴びせたり、軽い半身浴をしたりすることも可能です。切らない脂肪吸引と異なり、しっかりと傷が塞がるのは1週間ほど。そのため、すぐに湯船に入るのは難しいようです。
ただし、濡れても取り返しがつかないことになるわけではありません。不注意でちょっと濡れてしまった場合は、きれいなタオルやティッシュでやさしく水をふきとれば大丈夫です。
一度脂肪吸引した部位でも、もう一度吸引できるの?
A:クリニックや施術種類に大きく左右されます。一般的には医師が認める場合でない限り、同じ場所の再吸引は基本的には行っていません。
切らない脂肪吸引の場合
切らない脂肪吸引の場合は、施術種類によっては再吸引することができるようです。ほとんどの場合、1回の治療で効果を実感できる切らない脂肪吸引。ただ、複数回の治療を受けることで、さらに効果が確実になるのです。
切る脂肪吸引と比べて、ムラが少ないため複数回治療しても問題ないのです。なお、同じ部位をもう一度施術する際は、2ヶ月程度の間隔をあける必要があります。
切る脂肪吸引の場合
クリニックによっては可能な限り脂肪を吸引するため、再吸引をしないところが多いようです。それ以上の再吸引をした場合、表面がでこぼこになったり、皮膚がたるんだりする原因に。あえて脂肪を少し残すように施術するクリニックもあるため、再吸引したい場合は、できるかどうかをクリニックに相談すると良いでしょう。
脂肪吸引に保険は適用されるの?
A:例外はありますが、脂肪吸引の施術に健康保険は基本的に適用されません。健康保険は病気や怪我などで治療が必要なときに使用できるもの。そのため、もともと健康な体を持つ人が「美しくなりたい」という目的で受ける美容外科治療には適用されないのです。
例外的に保険が適用される場合
基本的には保険が適用されない脂肪吸引ですが、肥満が原因で病気になってしまった人や病気になる恐れのある人のような「肥満治療」のための脂肪吸引であれば保険が適用される可能性があるのです。
「最近、太ったからか膝や腰が痛い」「健康診断でメタボと言われた」「血圧が高い」「糖尿病を患っている」「高脂血症や脂肪肝と診断された」「太ってからいびきが酷いと言われる」といった肥満による健康障害や生活習慣病がある方は、保険が適用される場合があるので、一度クリニックに相談すると良いでしょう。
なお、クリニックでは肥満の基準を設けて保険が適用されるか判断。基準は以下の通りです。
- 高度の肥満の人(BMIが35以上)
- 健康診断で1の条件に当てはまり、肥満と診断され、高血圧・糖尿病・脂質異常症を指摘された人
- 肥満に伴ういびきや睡眠時無呼吸症候群と指摘された人
- 肥満に伴う膝痛や腰痛がある人
- 肥満によるその他の健康障害がある人
保険適用外で安く脂肪吸引するには
保険が使えないなら、なおさら費用をなるべく抑えたいと思いますよね。脂肪吸引の施術費用は、部位や範囲、クリニックによってかなり違うため、しっかりと検討する必要があるのです。クリニックによっては、最初に明確な料金を提示しないで、治療後に多額の施術料を要求するところも。クリニック側はしっかり説明したつもりでも、初めて脂肪吸引を受ける人からすれば、ちゃんと説明してもらえないと感じてしまうこともあるのです。
また、価格だけで決めず、サービスの良いクリニックが良いでしょう。ただ安いだけでは、アフターケアがいい加減な場合もあります。料金やサービスのトラブルが起きないようにするためにも、カウンセリングからアフターケアまでしっかりと行ってくれるクリニックを選びましょう。きっと、施術前の準備や施術内容、施術後や費用の内訳をしっかりと説明してもらえます。なお、ホームページに書いてある料金以外にも費用がかかることがありますので、注意が必要です。
頬の脂肪吸引を受けた場合、術後の固定はどの程度必要?
A:頬をはじめ顔の脂肪吸引を受けた際には、吸引量にかかわらず、術後1〜3日程度の圧迫固定が必要です。
術後の圧迫固定の目的は2つあります。1つは患部の出血や炎症を抑えるため、分泌されるリンパ液や老廃物などの排出を促してむくみや内出血、腫れなどのダウンタイムを軽減させること。2つめは脂肪吸引によってできた隙間に繊維組織が入り込み、肌が凸凹になるのを防ぐためのアフターケアです。
正しく固定せずにズレた状態のまま放置すると、肌の表面が凸凹になったり、かぶれが原因で色素沈着を引き起こす危険性があります。
固定方法や期間はクリニックによって異なる
頬の圧迫固定には、包帯やフェイスバンドを使用するのが一般的。固定方法やその期間は、クリニックによって異なりますが、期間は最低でも1~3日ほどです。
ライフスタイルによって、自宅で過ごす方もいれば、仕事で外出しなければならない方もいらっしゃることでしょう。生活習慣によってはダウンタイムに影響を及ぼす可能性があるので、施術後のケアについては施術を受けた医師・クリニックの指示に従うことが望ましいでしょう。
圧迫固定後のケアも重要
術後から1週間程度が過ぎると、皮膚と皮下層を安全に付着させる線維質が作り出されます。
その際に感じる皮膚がこわばるような症状を拘縮(こうしゅく)といいます。自然なフェイスラインを整えるとともに拘縮(こうしゅく)の回復を早めるために、マッサージや運動など適切なケアを行ないましょう。
1回の手術で複数部位を吸引できる?
A:脂肪吸引する部位および吸引量によっては複数の部位を吸引できます。
例えば「お腹と腰・背中もしくは二の腕」や「太ももとふくらはぎ」といったように、1回の手術で複数部位の脂肪吸引が行えるのです。
ただし、脂肪吸引の際には同時に血液も吸引されるため、吸引量が多い場合は複数回に分けて施術する必要があります。
お腹や太ももは脂肪の量が多いため、お腹と太ももの脂肪吸引を同時に行う施術はクリニックによっては実施しないこともあるようです。
なお、一度に行える脂肪吸引は3リットルが目安とされていますが、事前の血液検査で貧血気味と診断されれば、吸引量の調整が行われる可能性もあります。
複数部位同時手術のメリット・デメリット
同時に吸引する際のメリットとしては、複数回に分けるよりも一度に施術した方が境目がはっきりできてしまうことがなくきれいに吸引できる点が挙げられます。体のパーツはそれぞれつながっているので、同時に吸引することで境目をはっきりさせずに済むのです。
デメリットとしては、同時に吸引する際の体の負担が大きくなることが挙げられるでしょう。吸引量も多くなるので、その範囲が広ければ広いほど負担も大きくなりますし、リスクも大きくなります。脂肪吸引の際には血液も同時に吸引されるため、出血多量になってしまうことも。そのため、複数の部位を同時に吸引する際には、しっかり検討を重ねておこなうことをおすすめします。
脂肪吸引が失敗した場合、修正はできる?
A:クリニックによっては、他院の脂肪吸引修正にも対応していますが、実施の可・不可は診察次第によります。
脂肪吸引における失敗とは「不自然なボディライン」「左右がアンバランス」「患部が凸凹している」「術前と比べて細くなっていない」「脂肪の取り残し・取り過ぎ」などが挙げられます。
脂肪吸引とは、痩せることよりも余分な脂肪を除去して理想のボディラインをつくることが目的。吸引する技術もさることながら、仕上がりのデザインも重要なのです。医師の経験や使用する機器によっても差が出てきてしまいます。
また「国内よりも安くできる」という理由から、フィリピンやタイなどの海外で脂肪吸引を受けた結果、失敗してしまったという例もあるようです。
海外での失敗は医師の技術だけでなく言葉の違いによって希望の施術を受けられなかったり、別の施術を受けさせられたというケースもあります。
はじめから信頼できるクリニックで受けることが大切
脂肪吸引の修正を相談や依頼は、修正治療に対応している設備が整っているクリニックを選ぶことも大事ですが、脂肪吸引を受ける前の段階から信頼できるクリニックかどうかを確認することが大事です。カウンセリングで悩みに対する解決法や施術方法などを丁寧に説明してくれるといったように、信頼できるポイントがあるクリニックを選んで脂肪吸引を依頼するようにしましょう。
脂肪吸引の修正はすべてのクリニックが対応しているわけではありません。吸引後の結果により、「組織が線維化してしまっている」「過度な吸引による皮下組織の癒着がある」といった理由により、修正治療が受けられない可能性もあるのです。脂肪吸引を受ける際には、はじめから信頼できるクリニックかどうかを必ず確認したうえで施術を受けることをおすすめします。
吸引した脂肪は他の部位に注入できるの?
A:基本的には可能ですが、思うような効果が得られなかったり、施術そのものに制限がかかる場合もあります。
脂肪注入豊胸のように吸引した脂肪を他の部位に注入する手術は、自分の組織を用いることからアレルギー反応が起こりにくい方法と言われています。そのため比較的手軽にでき、注入した脂肪が定着すれば半永久的に持続するというメリットがあるのです。
一方でデメリットもあります。「定着しなかった場合は脂肪が体に吸収されてしまい、さらにサイズダウンする可能性がある」「注入の際に不純物が混入すると、しこりが生じる」「注入できる量には限度があり、概ね1〜2カップ程度のアップ幅となり、大幅なバストアップは望めない」「脂肪吸引のみよりも、費用が高額になる」など、さまざまな懸念点もあるのです。
もともと痩せ型で皮下脂肪が少ない方の場合は思うような効果が得られない、もしくは施術そのものができない可能性もあるようです。
脂肪吸引とあわせて脂肪注入をしたいという方は、まずは施術そのものが可能なクリニックかどうかを確認し、カウンセリングで吸引する脂肪の量や性質、ご自分の体型といった諸条件をもとに医師に相談することをおすすめします。