太ももを引き締める「太もも脂肪吸引」
- 適度に引き締まった太ももになる脂肪吸引って?
- ズボンをはくと太ももがパツンパツンになってしまう…そんな太もものお悩みを持っている人は少なくありません。かといって細すぎても、女性としての魅力に欠けてしまいます。脂肪吸引は理想の太ももをつくるのにも効果があります。ここでは施術の方法や術後の経過、料金、おススメの病院などをご紹介します。
目次
- 1. 太もも脂肪吸引手術方法・費用
- 2. 【太もも】切らない脂肪吸引が受けられるクリニック
- 3. 【太もも】切る脂肪吸引が受けられるクリニック
- 4. 太もも脂肪吸引の効果を比較
- 5. 切らないor切る太ももの脂肪吸引の共通の注意点
- 6. 太ももの脂肪吸引のメリット、デメリットについて
- 7. 太もも脂肪吸引の成功談
- 8. 太もも脂肪吸引の失敗例
- 9. 太ももの脂肪吸引でおすすめの施術
- 10. クリニック選びで失敗しないコツ~太もも~
- 11. 太もも脂肪吸引の効果が期待できる人の特徴
- 12. 太もも脂肪吸引手術後、回復の際によくある症状
- 13. 太ももの脂肪吸引Q&A
- 14. 太ももの部分痩せを成功させるコツ
- 15. 太ももの脂肪吸引総括
太もも脂肪吸引手術方法・費用
太ももは、脂肪吸引の対象としてはとても広い部位。よって太ももの脂肪吸引を考えている人の多くは、痩身効果と同じくらい、治療の値段も気になるところでしょう。
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切る脂肪吸引と切らない脂肪吸引を単純に比較した場合、値段が安いのは切らない脂肪吸引です。切る脂肪吸引とは違って、メスで切開をしたりカニューレで脂肪を吸引したりなどの外科手術の手間が省けるからです。その意味において、治療の値段を重視する人は、まず切らない脂肪吸引を検討してみたほうが良いかも知れません。
その一方で、切らない脂肪吸引は1回の施術で完了しない可能性もあります。脂肪の付き方などの個人差によっては、2回、3回と施術が必要となるかも知れません。複数回の施術を受けた場合は、ともすると切らない脂肪吸引のほうがトータルでの値段は高くなってしまう恐れもあるので、その点は注意しておきましょう。
ただし、もちろん切らない脂肪吸引でも1回で施術が完了する例も多々あるため、全体的に比較すれば、切る脂肪吸引よりも切らない脂肪吸引のほうが値段は安くなる傾向がある、と考えておきましょう。
切らない脂肪吸引
手術方法 | 費用 |
ウルトラアクセント | 約3万円~(10cm×10cm) |
トゥルスカルプ | 約10万円前後(16スタンプ) |
ライポソニックス | 約30万円前後~(1エリア4.5cm×4.5cm程度:2万~3万円相当) |
ウルティマ・アンサンブル | 約4万円~(1回) |
ヴェラシェイプ | 約3万5千円前後(1回) |
脂肪溶解注射 | 約2万5千円前後~(1部位1回) |
エンダモロジー | 約15万円~(10回) |
切る脂肪吸引
ボディジェット | 約30万円前後~ |
ベイザーリポ | 約30万円前後~ |
スマートリポレーザー | 約16万円~(手にひらサイズ) |
プラズマリポザクション | 約20万円~(1部位) |
シリンジ脂肪吸引 | 約30万円前後~ |
パワーアシスト脂肪吸引 | 約25万円~30万円前後~ |
【太もも】切らない脂肪吸引が受けられるクリニック
【太もも】切る脂肪吸引が受けられるクリニック
気になる太もも脂肪吸引の効果を比較
切る脂肪吸引と切らない脂肪吸引では、太ももに対する効果はどのように違うのでしょうか。痛みや傷跡も気になりますが、やっぱり魅力的な太ももを手に入れたいものです。気になる太ももやせ効果について調べてみました。
自然に仕上がりスリムな太ももが維持できる
切らない脂肪吸引では余分な脂肪細胞だけがとれるので、美しく魅力的なデザインの太ももが手に入ります。
体外から脂肪細胞のみを破壊し、2~4ヶ月かけて細胞は体外に排出されるので、少しずつ自然にサイズダウンし治療したことに気づかれません。少々時間はかかりますが、切る脂肪吸引同様に脂肪細胞を減らせるので、リバウンドしづらく維持も可能。
また、気になる痛みがほとんどなく傷跡が残らないのも大きな魅力ですね。「脂肪吸引の手術を受けたいけれど、痛みや腫れが気になるし手術費用が高すぎる…」と悩んでいる方にピッタリの治療方法だと言えます。
即効性は高いが仕上がりはドクターの腕次第
切る脂肪吸引は効果が高く即効性のある痩身治療ですが、担当医師の技術によっては太もも付け根の脂肪をとり過ぎてお尻が下がったり、脂肪のとり過ぎで肌の凸凹が出ることも…。
「ただ細くなる」だけでなく「魅力的に痩せたい」という目的の達成はドクターの腕とセンスにかかっています。とはいえ、滑らかな曲線にするのは熟練していても難しいようです。
また、切る脂肪吸引は麻酔を使って手術を行なうので、身体への負担が大きくなります。
なるべく負担を軽減するために、痛みや腫れなどのダウンタイムについてもチェックしましょう。
太ももの脂肪吸引の共通の注意点
痛み・むくみ・しびれがある
太ももの脂肪吸引は、手術を行う範囲が広く、痛みがあります。手術後の痛みは1週間~1ヶ月ほど続き、動いた時や太ももを押した時に小さな痛みを感じる程度。吸引範囲が大きいほど痛みが長引く傾向にあります。また、脂肪吸引後はむくみやすい状態です。マッサージしてむくみを取るようにすると◎。2~3ヶ月で回復しますが、脂肪吸引した部分の皮膚の感覚が鈍くなることがあります。また、1週間~2週間は内出血しているので、素足の見えない格好でカバーしましょう。
手術後に拘縮(こうしゅく)が起き、太ももが硬くなる
脂肪吸引の手術を受けて2週間ほど何もケアをせずにいると、太ももの筋肉や皮膚が収縮して硬くなる拘縮の症状を引き起こします。そうならないために、太ももを圧迫したりマッサージをしてほぐしたりしてください。脂肪吸引後から3ヶ月ほどで改善してきますよ。
傷跡・色素沈着の可能性も
通常の脂肪吸引では、傷跡が時間と共に目立たなくなっていきますが、まれに傷が残ったり皮膚の色が茶色になる色素沈着を引き起こすケースがあります。術後6ヶ月~1年経過しても目立つ傷になるようであれば、クリニックの先生に相談しましょう。
太ももの脂肪吸引のメリット、デメリットについて
短期間で効果を実感できる
脂肪吸引は短い期間で太ももを細くすることができます。脂肪吸引手術からキレイな状態になるまでおよそ3~6ヶ月ほど。通常のダイエットをするよりも早い段階で細い太ももが手に入ります。
手術をすれば確実に細くなれる
ダイエットの場合だと実践してもなかなか体重が減らず、太ももを細くできなかったというケースがたくさんあります。脂肪吸引では手術後に体重が増えない限り、確実に効果が現れます。どこまでも細くなれると言う訳ではありませんが、痩身効果を実感できないということはありません。
気になる部分にだけに効果が現れる
脂肪吸引では、気になる箇所を中心に効果を実感できます。ダイエットの場合だと自分の気になる部分だけ見た目が変わらないなんてことがありますが、脂肪吸引ならダイエットで効果がなかった箇所をピンポイントで細くすることが可能です。
コスト・費用がかかってしまう
脂肪吸引は効果が確実できるという反面、少なくても20万円以上の費用がかかります。太もも全体の脂肪吸引の場合だとさらに高額になることも。中には麻酔代金や圧迫物品代金、採血代金などの追加料金が上乗せされるケースがあります。その額はクリニックによって違いがあり、安くて数万円、高いと10万円以上かかってしまいますので、事前によく確認しましょう。
内臓脂肪には効果がない
脂肪吸引の場合、皮膚の下にある脂肪を減らすことができるのですが、内臓脂肪にまでは効果がありません。そのため、メタボを改善しようと脂肪吸引するはNG。あくまでも見た目が変化するための手術です。
太もも脂肪吸引の成功談
切らない脂肪吸引
- 少しずつ脚が軽くなってきています(ウルトラアクセント)
ずっと気になっていた太い脚をなんとかしたいと、ウルトラアクセントで太もも・ふくらはぎを施術してもらいました。最初のころは特に変化を感じなかったのですが、少しずつ脚が軽くなってきたことを実感できました。施術中の痛みは感じられず、気持ちが良くて気に入っています。
- その効果にリピートしています(ウルティマ・アンサンブル)
切らない脂肪吸引って効果的にはどうなのかな…と思っていたのですが、そんな心配は無用でした。施術中の痛みは想像していたよりもずっと感じなかったし、時間の経過とともにその効果を実感しています。思わずリピーターになってしまいました(笑)
- 食事制限のできない私には最適の治療でした(ウルトラアクセント)
性格的に食事制限などできない私なので、彼氏ができてから迷わず脂肪吸引をしました。太ももに3回ウルトラアクセントをやったところ、食事制限も運動も一切していないのにマイナス4.2cm!ショートパンツをはいたら、脚フェチの彼が喜んでくれました(笑)。
- たった2回でもスッキリしました(ウルトラアクセント)
太ももとフェイスラインに2回ずつウルトラアクセントを受けました。たった2回ですが、どちらもスッキリした実感が得られました。暴飲暴食が習慣のような私なので、奇跡のような現象です。食事制限と運動も並行して本気で痩せようと思えるようになりました。
切る脂肪吸引
- 14日目に痛みがひき、細くなっていることを実感(ベイザーリポ)
ウォータージェットにするかベイザーリポにするか悩んでいたのですが、先生の助言に従ってベイザーにしました。太もも全周の吸引です。術後12日目までは痛みや腫れとの戦いでしたが、14日目に痛みも急になくなりました。結構細くなったような気がします。
- 2週間で少し細くなってきました(ボディジェット)
キャンペーンで安かったので、太ももの脂肪吸引してもらいました。他県のクリニックだったため、帰りは痛みで歩くことが少しキツかったのを覚えています。手術の当日は痛くて眠れませんでしたが、少しずつ痛みは引いてきて、2週間たった今は脚が細くなってきた感じがします。あと2週間くらいたてば見違えるようになるそうなので、楽しみにしています。
- パツンパツンだった太ももに隙間ができた(シリンジ脂肪吸引)
念願だった太ももの脂肪吸引をしたのですが、手術後は痛みとむくみでトイレに行くのもすごく辛かったです。普通に歩けるようになるまで3週間かかりました。でも、それを乗り越えた結果、パツンパツンだった太ももに念願の隙間ができて感動です!
- バレーボールで鍛えた太ももがすっきりしました(ベイザーリポ)
10代の頃からバレーボール部で鍛えた太ももの筋肉は、加齢とともに脂肪に変わりセルライトもびっしりの醜い姿に…。思い切って受けた脂肪吸引でしたが、術後10日間位は痛みが強くて辛かったです。でも、2週間を過ぎると治まってきて、太ももがすっきりしていました!
太もも脂肪吸引の失敗例
- 1
太ももに左右差が
出てしまった - 左右の吸引場所や吸引量の違いによって生じてしまう失敗例です。元々あった左右差などによっても、施術後差が出ることはありますが、多くの場合は医師の技術不足が原因となります。太ももは比較的修正しやすい場所ですので、クリニックに相談しましょう。
- 2
お尻が下がってきて
しまった - 太ももの付け根の脂肪は、お尻を支える柱となっています。その必要な脂肪まで取ってしまうと、時間とともにお尻が下がってきてしまいます。また、脂肪を摂り過ぎたことによる内部組織への負担で、しびれが生じる可能性もあります。
- 3
施術した太ももが
凸凹して戻らない - 手術方法が適していなかった、カニューレの操作に不慣れだったなど、医師の技術不足で生じる失敗例です。特に太ももの全面は脂肪層が薄く、その上筋層にも近いため、脂肪吸引時のムラによって肌の表面が凸凹して目立ってしまいます。
- 4
思ったよりも
細くならなかった - 脂肪吸引の失敗例の中でも、最も多く見られるケースです。医師の技術不足が原因となる場合もありますが、事前に医師とのイメージが共有できなかったことが理由となっていることもあります。カウンセリングのしっかりしたクリニックを選びましょう。
- 5 細くなりすぎた
- 脂肪を吸引し過ぎると、稀に細くなりすぎて筋肉が浮いてしまうことがあります。ベイザーなど切る脂肪吸引に見られる失敗例です。脂肪を吸引し過ぎたときは修正が難しいのが現状です。
- 6 傷跡が残ってしまった
- 切る脂肪吸引では、術後に傷跡が目立たない箇所を選んでメスを入れますが、その傷跡が赤く残ってしまうこともあります。カニューレの摩擦や雑な縫合が原因です。気になるようであれば洋服で目立たないように隠すか、または形成外科で傷跡を消してもらいましょう。
手術方法が適していなかった、カニューレの操作に不慣れなどは、医師の技術不足で生じる失敗例です。特に太ももの全面は脂肪層が薄く、その上筋層にも近いため、脂肪の取りムラがあると凸凹が目立ちやすくなってしまいます。
また、太ももの脂肪吸引を受けることで「水が溜まる」ケースがあります。こういった場合、注射器で水を吸い出す対応をします。量が多い場合、数回にわたって水を抜く必要があります。水が溜まっている感覚が続く場合や、特定の部位だけ大きく腫れている場合は、クリニックを受診してください。
クリニック選びで失敗しないコツ~太もも~
太ももは脂肪がつきやすく、お腹やウエストと並んで脂肪吸引を受ける方が多い部位です。しかし、太ももに脂肪が多くついていても、余分な脂肪を全て取ることはおすすめできません。脂肪を一度に取ると脂肪で伸びていた分の皮膚が余り、膝上がたるんでしまうからです。クリニックを選ぶときは、そういったデメリットをきちんと説明してくれるところをおすすめします。
加えて脂肪吸引の量が多いと、太ももが全体的に凸凹してしまうことも。細かさと正確さが要求される太ももの脂肪吸引は、医師の腕に仕上がりが左右されます。理想の足を手に入れるためには、バランスを考えてキレイな太ももに仕上げてくれる医師にお願いすることが大切です。クリニックは脂肪吸引の実績や医師の資格、対応などを総合的に見たうえで、信頼できるところを選びましょう。
太ももの脂肪吸引でおすすめの施術
切らない脂肪吸引
切らない脂肪吸引
ライポソニックス
太ももに脂肪がたくさんついている方には、ライポソニックスが最適です。特に、太ももの脂肪は頑固な場合が多いですが、頑固な脂肪に対しても、一度の施術で効果が期待できます。
ライポソニックスの効果は脂肪の除去と、皮膚の引き締めです。ライポソニックスであれば、引き締めも同時に行ってくれるため、たるみができてしまう可能性は低くなります。
脂肪吸引が完成するのは2~3ヵ月後ですが、皮膚や体内の組織を傷つけるリスクもなく、一度の施術でワンサイズほどの痩身が可能な方法です。
ウルティマ・アンサンブル
ライポソニックスでは対応できない、薄い脂肪の層にも対応できる施術法です。そのため全体的に薄く脂肪を取り除きたい、内ももの間に隙間を作りたい、などの希望を持っている方に向いているでしょう。
ウルティマ・アンサンブルでは超音波に加え、高周波を使用します。高周波によって皮膚を引き締め、リンパの流れを改善させます。
リンパの流れが良くなった太ももは、むくみにくく、セルライトができにくい状態に。太ももが太くなる原因として、むくみによるセルライトの存在は大きいものです。むくみにくくなることで、スリムな太ももを維持することができるようになります。
切る脂肪吸引
切る脂肪吸引
ベイザーリポ
面積が広く、たくさんの脂肪がつきやすい太ももには、一度の施術で大量の脂肪を取り除くことができるベイザーリポがおすすめです。
90%もの皮下脂肪を取り除くことができる施術法で、脂肪吸引の中でも、脂肪を除去する力はトップクラス。
さらに、振動エネルギーを使用しているため、血管や神経を傷つけてしまうことなく、安全な脂肪吸引を行うことができます。
そして、脂肪吸引を行った部分の皮膚を引き締める効果もあるので、美脚を目指す方には最適です。ハリのあるスリムな太ももにすることもできるでしょう。
ボディジェット
ボディジェットは、水流の力によって、優しく脂肪を除去することができる脂肪吸引法です。ベイザーリポよりは取れる脂肪の量は少ないと言われていますが、一度の施術でたくさんの脂肪を取り除くことができます。
この脂肪吸引法は麻酔液を脂肪の層に充満させることで、脂肪だけにダメージを与えます。太ももは体内でも筋肉の量が多い部分ですが、脂肪にしか影響を与えないため、筋肉を傷つける心配がありません。
また、美脚になるためには美しいラインが大切です。ボディジェットは脂肪を取り残す可能性が低いため、凹凸のない、綺麗な太ももにすることができるでしょう。
太もも脂肪吸引の効果が期待できる人の特徴
太ももの脂肪吸引で効果が期待できる人を体形別でご紹介していきます。
- ■痩せている人
- ■標準体型の人
- ■筋肉質の人
- ■洋ナシ形の人
- ■太っている人
痩せている人が太ももの脂肪吸引を受けた場合、もともとついている脂肪量が少ないため、あからさまな変化というのは見えずらい傾向にありますが、下半身のシルエットが脂肪吸引を受ける前より細く美しくなることが期待できます。
標準体型の人が太ももの脂肪吸引を受けた場合、自身が理想とするレベルまで細くなれることが期待できます。しかし、脂肪量や筋肉量、骨格など人によって違いますので、同量の脂肪が取れたとしても、必ず理想の細さを手に入れることができるとは限りません。とはいえ、効果はダイエットや食事制限と比べても引けを取らない程のものが期待できます。
太ももが筋肉質な人が脂肪吸引を受けた場合、脂肪量が少ないことが考えられるため、目に見えて細くなることは難しい可能性が高いと言えます。脂肪吸引を行うことで、もともと筋肉量が多いため、より引き締まった見た目となり、シルエットもきれいになる効果が期待できます。
洋ナシ体型とは、下半身に多く脂肪がついており、果物の洋ナシに似ていることからそう呼ばれています。日本では男性より女性に多く見られ、悩まれている人も少なくありません。洋ナシ体型の人が脂肪吸引を受ける場合注意が必要なのは、太ももの骨(大転子)が外側に張り出ているケース。この場合、洋ナシ体型の原因が骨の出っ張りによる可能性が高いため、脂肪吸引を行ったとしても、なかなか理想の太ももとはならないことがあります。
もともと脂肪が多くつきやすい部位のため、見た目は脂肪吸引を行う前よりスッキリとしますが、骨格は外側を向いたままですので、キレイな太ももになるのは難しい可能性があります。施術前のカウンセリングでよく医師と相談し、理想通りの太ももとなるのか、確認をしておくことをオススメします。
太っている人が太ももの脂肪吸引を受けた場合、取れる脂肪の量も多いため、高い効果が期待できます。しかし、いきなり普通レベルの細さになれることはあまりありません。一度に多く脂肪吸引を行うと、太ももの内側などに「たるみ」ができ、結果的に不自然な仕上がりとなってしまいます。こういったケースを避けるためには、一度に取る脂肪量を調節する必要があるため、一度でキレイなシルエットを手に入れることができるのは難しいと言えます。
太ももの脂肪吸引では、上記に挙げた、いずれの場合も効果は期待できると言えます。ここで気を付けたいポイントとしては、太ももの脂肪吸引を行う上で、お尻周りや膝周りといった周辺とのバランスを考える必要があります。
場合によっては、太ももだけ局所的に施術を行うより、周辺個所とセットで脂肪吸引をすることで、より大きな効果が期待できます。クリニックの事前カウンセリングでは、痩せたい箇所を伝えたうえで、身体全体のバランスについても相談するとよいでしょう。
太もも脂肪吸引手術後、回復の際によくある症状
- 手術後1~2週間ほど痛みが出る
- 手術後に1~2週間ほど、打撲や筋肉痛のような鈍い痛みが続きます。痛みの度合いは施術内容や、医師の技術力などによって異なりますが、通常であれば時間の経過とともに、痛みは徐々におさまっていきます。
- 施術部位の腫れやむくみが続く
- 手術後には1週間ほど、腫れやむくみといった症状がでます。腫れが起こっている場合は、患部が炎症を起こして熱を持っています。また水分がたまるむくみの症状は、特に冷え性の方に強く現れるとされています。
- 施術を行った部位が硬くつっぱる
- 大体、術後1週間前後から現れる硬縮という症状で、脂肪吸引した部分が硬くぼこぼこした感じになります。体が内部に受けたダメージから回復しているサインで、およそ3~6カ月かけて治まっていきます。
- ケア方法
- ●ケア方法
- セルフケアを行うとよりキレイに脂肪吸引の効果を実感しやすくなります。そのために手術後のセルフケアを意識しましょう。こちらでは、セルフケアの方法を紹介しているので、チェックしてみてください。
- ■ガードルやタイツなどで圧迫する
- ■マッサージやストレッチをする
- ■食べ過ぎに注意する
手術後直後にガードルやタイツなどで圧迫すると内出血や腫れの予防になります。短くても24時間は圧迫しましょう。脂肪吸引の効果をキレイに出すために効果的なので、できるだけ24時間から3ヶ月ほど続けると◎。圧迫している途中で脂肪吸引の効果が出てきてガードルやタイツが緩くなったら小さいのに買い替えて続けましょう。
脂肪吸引の後は非常にむくみやすく、ガードルやタイツで圧迫していてもむくむことがあります。その時はマッサージやストレッチをすると良いですよ。脂肪を多く取った後は皮膚が硬くなるので、マッサージやストレッチをして硬くなった皮膚を柔らかくしましょう。
脂肪吸引で太ももを細くした後に、安心して食べ過ぎてしまうと他の部位に脂肪がついてしまいます。そうならないためにも食事に気を付けることが大切です。
太ももの脂肪吸引と一緒に施術できる部位について
脂肪吸引を行うことが多い部位として代表的なのが「太もも」ですね。
太ももはなかなか自分でケアをしていても細くならないので、思い切ってクリニックのお世話になろうという人がたくさんいます。よりきれいな脚のラインを出すためには、太ももと一緒に別の部位の施術も行うのがおすすめです。
太ももと一緒に施術されることが多いのは、おしりやふくらはぎなど。太ももを中心につながっている部位なので、同時に施術することでよりほっそりとしたきれいなラインの脚をつくることができます。
また、脂肪吸引は施術を行ったあとに抜糸をし、腫れや内出血が治まるまでに数ヶ月を要することがあるので、ひとつひとつの部位を施術するよりも、できるだけまとめてやったほうがダウンタイムも一度だけで済むので効率的なのです。
ダウンタイム中はかなり見た目が悪くなりますが、同時に回復していくので、いっぺんにやってしまいたいという人は少なくありません。
ただし、太ももやおしり、ふくらはぎそれぞれに大量の脂肪がついている場合は、1回で脂肪吸引できる容量をオーバーしてしまう可能性があるため、希望の部位の施術を全部は受けられないことがあります。
カウンセリング時に脂肪のつき具合を確認して、一度に施術できるかどうかを医師が判断します。難しいという決断が出た場合には、無理して手術をするのではなく、数回に分けて施術を受けましょう。
太ももの脂肪吸引Q&A
太ももの脂肪吸引でよくある疑問にお答えします。
- Q.アフターケアはどのようにすれば良いですか?
- A.主に4つあります。1ヶ月の圧迫(痩身効果の前提)・水分とタンパク質補給(脱水症状の予防と痩身効果のため)・適度な運動(血栓予防のため)・マッサージ(自然な仕上がりのため)です。マッサージは圧迫終了後から始めます。
- Q.どの辺りを切るのですか?傷口は目立ちませんか?
- A.一般に、両脚の付け根の前面と背面、合計4カ所を切ります。傷口はわずかに残りますが、関節のシワに隠れるため大きく目立つことはありません。
- Q.切る太ももの脂肪吸引術後のダウンタイムについて教えてください。
- A.術後2~3日は辛い痛みがあります。1週間程度は痛み止めの服用が必要です。2~3週間目までは内出血やむくみ・腫れが生じ、同時に太ももが突っ張ったような感覚になります。手術前と同じように自然に動けるようになるまでに、1ヶ月ほどかかるのが一般的です。
- Q.脂肪吸引をした後、すぐに運動はできますか?
- A.切る脂肪吸引の場合、血栓予防のために適度な運動は必要ですが、最低でも2~3週間は激しい運動を控えるようにしましょう。切らない脂肪吸引の場合は、手術当日から運動ができます。
- Q.脂肪吸引のあとにリバウンドすることはありますか?
- A.ほとんどありません。脂肪吸引とは脂肪細胞の数を減らす手術のため、術後に脂肪細胞が増えることはめったになく、リバウンド現象は起こりにくいと言えます。
- Q.ダウンタイムはどれくらいですか?
- A.吸引量が多い部位ですので、全体で一か月程度は見込まねばなりません。施術直後は、痛みが1週間ほどですが、最初の2,3日後は徐々に痛みが引いていくでしょう。また青あざや腫れが暫く2週間ほど続き、その後のむくみについては、圧迫下着をつけていきながら、徐々に収まっていくでしょう。
太ももの部分痩せを成功させるコツ
- 太ももはお腹と同じく脂肪がつきやすい部位です。変化を実感できるまでには時間がかかりますが、毎日の運動と筋トレを欠かさず行うことが成功への近道です。むくみではなく脂肪でふくらんでいるなら、運動やエクササイズ以外に脂肪吸引を検討するのも良いでしょう。
- 理想的でキレイな太ももとは?
- 太ももの理想形は、ヒップラインからはみ出さない程度の肉付きが良い形だといわれています。一般的には、太もも・ふくらはぎ・足首が5:3:2くらいの割合でメリハリのある足が最もキレイに見えるそう。太ももだけを自分でチェックするときは、身長×0.3を目安にしましょう。平均は45~50cmなので、その範囲ならキレイな太ももの基準は満たしているといえます。ただ、人によって骨格や筋肉のつきかたは違うので、自分に合ったボディラインにすることがポイント。あくまで一部分を整えるのではなく、全体のバランスを考えることが重要です。